投資大学理事長のピロシキです。
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今回の記事では、先週からアメリカで話題になっている「キャピタルゲイン増税」について私ピロシキが解説をしていきます。
キャピタルゲインとは?
そもそもキャピタルゲインとは、株式や債券、不動産、金など、自らが保有している資産を売却することによって得られる売買差益のことを指します。
ex.株価100万円で購入した株式が、120万円になったときに売却した場合、差額の20万円(手数料・税金を除く)がキャピタルゲインになります。
反対に、売却することによって損失が出た場合はキャピタルロスといいます。
また、自らの資産を保有していることによって得られる収益(利息や配当等)をインカムゲインといいます。
キャピタルゲインの税金って?
日本においては、キャピタルゲインは譲渡所得となります。現在では申告分離課税とする場合で20.315%(復興特別所得税含む所得税15.315%+住民税5%)が課せられることになります。
バイデン大統領が提案するとみられるキャピタルゲイン増税
今回、アメリカで話題となっている「キャピタルゲイン増税」は、選挙中からバイデン大統領が唱えていたものになります。

先週22日から関係者の話によりそのプランが明らかになってきたのです。
- 所得が100万ドル(約1億800万円)以上の個人に対するキャピタルゲイン税率を現行の20%から39.6%に引き上げる
- 投資収入に対して現在課しているオバマケア(医療保険制度改革)への資金充当を目的とした3.8%の付加税を合わせると、キャピタルゲインに対する連邦税の税率は最高で43.4%に達する可能性がある。
- もしそうなった場合、金融資産のリターンへの課税税率が賃金・給与所得に対する課税の最高税率を上回ることになる。

例えば、1000万円で購入した株式が、1200万円になったときに売却した場合、差額の200万円に対してかかる税金がこれまでは20%の40万円であったものが43.4%の86万8000円とおよそ2倍になってしまうことになります。

現在含み益が出ている銘柄を増税前に利確したくなるのは当然のことですよね。
ちなみにバイデン大統領は、日本時間の29日に上下両院合同会議で行う就任後初の演説で増税策の一部として発表するとのことです。
というわけで暴落も予想されているのですが、私ピロシキとしてはそこまで大暴落は無さそうと見ています。
その後の話では39.6%もいかないのでは?恐らく中間点の28%前後に落ち着くのでは?との見通しになってきました。それに加え、そもそもこの増税の対象となるのはアメリカの納税者の僅か0.3%の見通しです。しかもこのいわゆる”超富裕層”の人たちは、そもそも「お金持ちには増税してくれ!」と言っていたぐらいの人達なのです。

いずれにせよ、このバイデン大統領の演説(バイデン砲)により株価に動きがあることには間違い無いので注視して行きたいところですね。

まとめ
今後のアメリカ株は日本時間29日発表のバイデン砲により動くことになりそうだが大暴落とまではいかなそうな見込みか?といったところでしょうか。しかしもし下がったら下がったでアメリカ株の仕込みどきでもあるかもしれません。これだから株式投資は面白いですね〜。読者の皆様も楽しみましょうね。

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投資大学理事長 ピロシキ

投資大学は2020年に創設しました。
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