投資大学理事長のピロシキです。
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今回の記事では、アメリカの投資家がよく好んでいるチャート形状「カップウィズハンドル」について投資初心者の方にもわかりやすく解説していきます。


カップ・ウィズ・ハンドルとは?
カップ・ウィズ・ハンドル(Cup with handle)は、別名「カップ・アンド・ハンドル」とも言われています。


カップウィズハンドルは、アメリカの有名な投資家であるウィリアム・オニールさんが紹介したものと言われており、価格の値動きが円の下半分のような曲線(カップの底のような形)を形成し、一番上付近に価格が戻ってきたところで、再度調整が入り最初の形状と同じ方向に小さな半円(カップの取手のような形)を描くようなチャート形状となっています。


カップウィズハンドル形成の背景を知ろう
そもそもチャートパターンというのは投資家達の群集心理が働くことにより形成されます。
数あるチャート形状のなかでもわかりやすい形の一つである「カップウィズハンドル」が投資家達のどのような心理により形成され、後の株価上昇に繋がると言えるのかを分析していきます。
株価がある程度上昇すると、短期売買目的の投資家(主に個人投資家)の利確が始まります。(カップウィズハンドルチャートを見極めるときは週足でまず30%程の株価上昇があることがポイント)

株価は徐々に下落を始め、どんどん売り圧力が強まることになります。
ある程度株価が下がった頃、今度は中長期投資目的の投資家及び「今なら割安だぞ!」と考えた投資家などが少しずつ買い始め、チャートが揉み出します。
徐々に売り圧力が吸収され、売りが枯れたところで買い圧力が強まって反発することになります。(カップウィズハンドルのカップ部分が形成)
反発後、カップの底部分にあたる下値で買った投資家の利確などでわずかに下落し、ハンドルにあたる部分が出現します。
ここまでくると売りが出尽くしとなり、株価上昇を抑える圧力要因が消えたことになり、株価が上昇しやすい状態と言えるのです。

しかしもちろん同時期のネガティブニュース等により“カップウィズハンドル騙し”となる場合もあります。購入後株価が上がりきらずにハンドルの底部の価格までもし戻ってしまったら損切りをお勧めします。
カップウィズハンドルの条件まとめ
- カップ形成前に30%以上の株価上昇がみられる(=上昇トレンドの中でカップの形状が発生し始める)
- その時の高値からカップの底部分までの調整幅が12~33%程度
- カップの底が丸みを帯びた形であると理想的
- 取っ手部分の下落幅は大体8~12%の間に収まり、且つ10週移動平均線よりも上に現れること

カップウィズハンドルを検索するには?

楽天証券

PCアプリマーケットスピード2及びスマホアプリispeedにて25パターンのチャート形状検索から「上昇ストップ」「戻らない」「リバウンド」あたりを探すとカップウィズハンドルらしきチャートを探しやすくなります。
SBI証券
チャート期間を6カ月に設定→「強含み?」「しっかり?」「戻ってくる?」「リバウンド?」あたりのチャート形状を確認することでカップの底らしきチャート形状を見つけやすくなります。

投資大学理事長 ピロシキ

投資大学は2020年に創設しました。
当サイト「投資大学のブログ」では、「理事長ピロシキ」と「学長ちょげちょげ」が共同運営しながら、これまでの投資や資産運用の経験を活かし、普通の学校では決して学ぶことの出来ない
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