投資大学学長のちょげちょげです。
今回の記事では今さら聞けない2種類の金利。「単利」と「複利」の違いについて解説していきます。
今回は毎月の金利3%の投資先で200万円を運用する場合と仮定して説明していきますね。
「単利」とは?
単利式の金利とは、運用をしている元本のみに対して利子がついていきます。
例えば2018年1月から、ある投資先で200万円を単利で運用し始めたとしましょう。
2018年1月 ¥2,060,000
2018年2月 ¥2,120,000
2018年3月 ¥2,180,000
2018年4月 ¥2,240,000・・・2019年12月 ¥3,440,000
というように元本200万円に対しての金利3%である6万円が毎月増えていくイメージです。このまま仮に先月である2019年12月まで2年間(24か月)の運用を続けていたとしたら、6×24=144万円の利子がついている計算になります。
最初に預けていた200万円が344万円になりましたね!
「複利」とは?
複利式の金利とは、運用している元本に、毎回増えた利子の分を元本にプラスした分に対して、利子が付きます。
よって運用元本の額は毎回毎回大きくなります。
さらに、大きくなった元本を運用するので利子の額も比例して、毎回大きくなるため、同利率での長期での運用の場合は「単利」での利子と大きく差がつくことになります。
それではシュミレーションしてみましょう。
2018年1月 ¥2,060,000
2018年2月 ¥2,121,800
2018年3月 ¥2,185,454
2018年4月 ¥2,251,017
2018年5月 ¥2,318,548
2018年6月 ¥2,388,104
2018年7月 ¥2,459,747
2018年8月 ¥2,533,540
2018年9月 ¥2,609,546
2018年10月 ¥2,687,832
2018年11月 ¥2,768,467
2018年12月 ¥2,851,521
2019年1月 ¥2,937,067
2019年2月 ¥3,025,179
2019年3月 ¥3,115,934
2019年4月 ¥3,209,412
2019年5月 ¥3,305,695
2019年6月 ¥3,404,866
2019年7月 ¥3,507,012 (単利式の利子を上回る)
2019年8月 ¥3,612,222
2019年9月 ¥3,720,589
2019年10月 ¥3,832,206
2019年11月 ¥3,947,173
2019年12月 ¥4,065,588 (元本回収が可能に!)
いかがでしょうか?単利式より5か月早い2019年7月の時点で複利式の方が利子が上回る計算になります。
2年間(24か月)の運用を終えると元本200万円の倍以上になる計算に!ここで元本(200万円)の回収も可能になります。
最終的な数字を比較すると・・・
複利式¥4,065,588ー単利式¥3,440,000
=¥625,588
と、2年間の運用で60万円以上の差がつく結果となりました。
このように毎月の金利が安定している投資先では「複利式」の運用法の方が資産の増え方が早いことがわかりました。
そして長く運用を続ければ続けるほどにその差は大きくなっていきます。
複利にもデメリットがある
と、ここまで「複利式」を散々持ち上げてきましたが、もちろんデメリットもあります。
それは運用結果によってマイナス利子になる場合です。
運用初期であれば大差はありませんが、運用後期にもしマイナス回が出た場合は「単利式」の場合より「複利式」の方が資産が大きく減少してしまいます。
あなたが資産運用する予定の金融商品の毎回の運用結果が安定しているのか、もしくは不安定なのか。
投資の際はこれをしっかりと調べる必要がありますね!
投資に絶対はありません。
皆様には、自らの目的や計画に合った資産運用をしていただければと切に願っております。
こちらの投資大学のブログではこれからも、私学長ちょげちょげと、理事長ピロシキの様々な投資や資産運用の経験をもとにして、読者の皆様にオススメな情報をお伝えしていければと思っています。
投資大学学長 ちょげちょげ

投資大学は2020年に創設しました。
当サイト「投資大学のブログ」では、「理事長ピロシキ」と「学長ちょげちょげ」が共同運営しながら、これまでの投資や資産運用の経験を活かし、普通の学校では決して学ぶことの出来ない
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