投資大学学長のピロシキです。
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先日(5月19日)、ANAホールディングスが発行可能株数を倍増するというニュースがあったことはご存じでしょうか?
ANAホールディングスは19日、発行可能株式総数を10億2000万株に倍増させるため、定款を変更すると発表した。前回の大型増資で上限に近づいていた。資金調達手段の選択肢を広げるとともに、機動的な資本政策が行えるようにするためとしている。
6月29日の定時株主総会に提案する。
ANAHDの発行株式数は、今年3月末時点で4億8429万3561株。昨年発表したおよそ3000億円の増資で1億株以上増加した。現在の発行上限は5億1000万株。
※出典:REUTERS

「新株発行を企業はなぜ行うのか?投資家にとってのメリットは何なのか?」
について投資初心者の方にもわかりやすいように詳しく解説をしていきます。
なぜ新株を発行(=増資)する?
ある企業が事業を行うにあたっての資本金を増やすため、その資金調達をする時の手段としては大きく分けて2種類あります。
- 金融機関からの借り入れや社債の発行
- 新株発行
企業にとって、金融機関からの借り入れや社債の発行をすると返済期限が設定されてしまいます。
新株発行の場合ですと、市場に流通する発行済株数を更に増やすだけなので、後々返済をする必要はありません。


投資家にとってのメリットは?その後の株価はどうなる?
新株発行による新たな出資者(=株主)が資金を回収したい時は、当然、保有する株式を市場に売却することで現金化が出来ることになります。もちろんこのときの株価が購入時点よりも値上がりしていれば、株主にとっても資産が増える事になりとても喜ばしい事です。
企業の事業内容にもよりますが、資金調達による今後の会社の展望や新たな事業への期待が大きい場合、その後の株価は長期的に視ると基本的には上昇していくことが多いです。
ということは、先日のANAの発表後からの株価はさぞ上がっているんじゃないですか?



“新株発行の発表”には良いイメージだけではなく、既に株主となっている者にとっては、新たに発行株が増える事で既存株の価値が薄まるとも言え、市場に良い印象を持たれない場合もあるのです。



まとめ
ある企業の新株発行のニュースが出た際には、その後の展望を自ら精査し、株価の動きに注意すること。チャンスを見極め上手くいけば大幅に利益を得ることが出来る可能性も有り

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投資大学理事長 ピロシキ

投資大学は2020年に創設しました。
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